『体感する宇宙鼎談』を聴講して

2014年4月3日()に、お台場の「東京カルチャーカルチャー」にて、

『「体感する宇宙鼎談」~竹内薫×宇宙×多田将~』

という講演を聴いて来ました。

これは、竹内薫氏の書いた『体感する宇宙』という本の販促イベントです。

私はアマゾンでこの本を購入予約していたのですが、このイベント開場で先行販売していたので、1冊購入しました。そのためアマゾンの方は予約をキャンセルしました。

この日は朝からずっと雨が降っていて、開場前に入口で待っているのが少し辛かったです。

ちょうど、「東京カルチャーカルチャー」の下の階のZeppTokyoにて、前田敦子さんのソロコンサートがあり、そこへ行く客が多かったです。

整理番号5番のチケットを持っていましたが、2番目に入場することが出来ました。そのため最前列の良い席に座れました。

何か飲食物を注文しなければならないので、ジンジャーエールを注文して飲みました。他の人達は、この会場で夕食を食べている人が結構多かったです。

1830開場で、1930開演でした。鼎談が終わり、帰宅の途についたのは22時ごろでした。

 

鼎談は、本の中身とはあまり関係なく、雑多なことが話題になりました。

話されたのは以下のような内容です;

 

・竹内薫氏は理論物理学を学んでいたので、学生時代には実験はしないで良いと言われていた。

・竹内薫氏はカメラを持って来ていましたが、そのカメラは天体望遠鏡だそうです。

・本の表紙の絵は、本の内容を網羅したものである。

・多田将氏より『体感する宇宙』の文章の中の間違いの指摘がありました。以下の2点です。

 (1)158ページの9行目の「ニュートリノの相方」という文言が不必要で削除。

 (2)143ページで、「ヘビメタのバンド」は革ジャンは着ない。

・天文学者によれば、ブラックホールはまだ発見されていない。

・ブラックホールに入ったときにどうなるかを計算した人がいる。それによると、ブラックホールに入った瞬間は自覚出来ない。落ちていくにつれて潮汐力でスパゲッティ状に引き伸ばされてしまう。

・ブラックホールの反対のホワイトホールについても著書の中で言及している。

・序文で、宇宙のインフレーションに由来する重力波の痕跡が発見されたことを述べた。

 竹内薫氏は学生時代にインフレーションを予言した佐藤勝彦先生の講義に感銘を受けた。

・重力波について、多田将氏がゴム手袋を使って説明した。

・ニュートリノが光速を超えたと報道されたことについても著書で述べている。

・竹内薫氏がアインシュタインへの尊敬の気持ちを語った。

・竹内薫氏が翻訳した、ロジャー・ペンローズの『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』について。

・多田将氏が「ペンローズの三角形」を見せた。これはペンローズが子どものときに書いたもので、マウリッツ・エッシャーに見せたという。

・スティーヴン・ホーキングはALSを患った後に才能が開花した。それは病気のため雑用を免除されたので暇が出来たからだ。

 竹内薫氏が、「天才には集中できる暇な時間が必要だ」という持論を展開した。(これは、竹内氏の著書の『天才の時間』にも述べられていたことだ。)

・竹内薫氏は東京大学出身で、多田将氏は京都大学出身であることから、東大と京大の違いについて論じた。

 東京大学はきっちり教育をする。

 京都大学は放任主義。出席をとらず、テストで合格すればよしとする。

 京都大学には卒論は無し。

・竹内薫氏は本当は京都大学の物理学科に学士入学したかったが、認められず、東京大学の物理学科に学士入学した。

・小柴昌俊先生は非常に厳しく、学生のレポートを酷評するので、多くの学生が涙を流した。

・竹内薫氏はカナダのマギル大学の博士課程で博士号を取得したが、博士論文を書いた後のディフェンスでとても苦労した。

 竹内氏以外の学生で、博士論文を書いたものの、ディフェンスを2度通らなくて博士号が得られなかった人もいた。

NHK Eテレの「サイエンスZERO」でUFOを扱ったときに佐藤勝彦先生が出てくれた。

・竹内薫氏と多田将氏は2人とも宇宙人はいると思うと言った。

 天文系の学者たちは宇宙人はいるという人が多く、生命系の学者たちの中には宇宙人はいないと言う人がいる。

・竹内薫氏は宇宙に行くのは怖いが、宇宙エレベーターなら行けると言う。

 

最後に、今話題の理化学研究所のSTAP細胞について鼎談したが、竹内薫氏も多田将氏も小保方晴子氏に対して辛口だった。

論文に引用するのは良いが、多くの文章をコピペするのはダメ。Adobe Photoshopによる写真の加工もダメ。

医療現場ではポラロイドカメラを使わなければいけない。その理由はポラロイドは写真の加工が出来ないから。

論文は誰でも再現出来るように書かなければダメ。科学は皆で共有するもの。

 

質疑応答がありました;

Q:ダークマター、ダークエネルギーは見つかりそうか?

A:ダークマターは近年見つかりそう。ダークエネルギーの方は理論が無いのでどう実験してよいか分からない。

Q:エネルギーというものを体感するには?

A:Emc2は静止したエネルギー。運動エネルギーは自動車に例えられる。

Q:遠方の銀河がなぜ見えるのか?

A:宇宙がスカスカだから光が百何十億光年も届く。

 

最後に、竹内薫氏が『体感する宇宙』を買った人にサインをしてくれました。

私はサインしてもらったときに、「佐藤勝彦先生はノーベル賞を貰えるでしょうか?」と質問したところ、竹内氏は、「10年くらいかかるでしょう。」とお答えになりました。

 

会場から帰宅時に、お土産として、『いいちこ日田全麹』という焼酎を頂きました。

この記事が役に立ったら、下のボタンをクリックして下さい。