「月旅行は不可能」という予言を紹介します

今日はおもしろい科学記事を紹介したい。

下記の写真は、雑誌『科学朝日』の19514月号の62ページから64ページまでの記事である。この記事を書いたのは、東京大学工学部機械学科の西脇仁一(にしわき・にいち)という人です。私は国会図書館でこの記事を発見してコピーして来ました。

 

簡単に言えば、この記事には、ロケットで月まで行くのは不可能だという予言が書かれているのである。

西脇仁一氏によると、地球から月へ行って、再び地球に戻って来たときのロケットの質量を仮に1トンとすれば、そのロケットが地球を出発するときの質量は20億トンである必要があるそうなのである。故に月旅行は絶対に不可能であると結論付けているのだ。

 

言うまでも無く、19697月にアポロ11号が月への往復を果たしているのだから、西脇氏の予言は間違いである。

1951年当時はこのように、月へ行くというのは絶対不可能と考えるのが常識的な見解だったのだろう。その常識は東京大学の先生が初歩的な計算を間違えるほど強かったのだろう。

 

1951年の常識が1969年に覆されたように、現在の常識も、20年後には覆っているかもしれない。アインシュタインが言ったように、常識とは時間の関数であり、時代とともに常識は変わるのだろう。

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コメント: 4
  • #1

    hiroshi (火曜日, 10 7月 2012 06:47)

    とても興味深いお話です。数学ができない私がこの記事を読んだら、そのまま鵜呑みにしていたでしょう。今でも、このような科学記事はたくさんあるんでしょうね。「科学は間違いの歴史である」という見本のような話で、ある意味ほっとする要素もあります。

  • #2

    kishilibro (火曜日, 10 7月 2012 06:52)

    >hiroshi様
    コメントありがとうございます。
    東大の先生でも、先入観があると間違いをおかすのですね。
    おっしゃる通り、現代人も同じような間違いをきっとおかしているのでしょうね。

  • #3

    通りすがり (月曜日, 23 12月 2013 12:39)

    アポロ11号の月面着陸は捏造らしい
    映像もおかしな点が多くあり
    実際はスタジオで撮影したものみたいだよ

  • #4

    熊五郎 (土曜日, 25 3月 2017 12:05)

    月への旅行は非常に特定の者は可能ですが、月旅行時代と言われるほどの、一般の不特定多数の人が月へ旅行する時代を迎えることは物理的に不可能です。よく宇宙エレベータなるものの建設によりコストが低下して、誰でも月へ旅行できると解釈されていますが。宇宙エレベータそのものも、その材料開発が不可能に近いことが判明している。それどころか、材料開発に成功しても、宇宙エレベータそのものが、物理的に不可能であることは既に証明されています。とういうか、発案当初から不可能であることは、わかっていました。ロケットによる地球の重力圏脱出のみが物理的に可能です。