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2016年

6月

12日

竹内薫×渡邉康太郎対談を聴講して

2016611()に、東京都目黒区駒場の東京大学生産技術研究所で開催された『「はじめての真空」展―お弁当から宇宙まで』を観に行きました。

 

目的は、サイエンス作家の竹内薫氏とデザイナーの渡邉康太郎(こうたろう)氏との対談『「ない」を探す時間』を聴講するためです。

 

 

 

対談のテーマは以下の9つ用意されていました。

 

網掛けをかけたテーマが渡邉康太郎氏の用意したもので、網掛けの無いものが竹内薫氏の用意したテーマです。

 

 

 

  大人のいたずら   小学校ゼロ   ロラン・バルトのすきやき

 

 

 

  iPhone        茶道      反物質

 

 

 

イヴ・クラインの   銀河      接線の彫刻

 

空虚展

 

 

 

先ず最初に、渡邉康太郎氏が、竹内薫氏の用意した『iPhone』を選びました。竹内薫氏がiPhoneについて語りました。

 

竹内氏は、1985年にカナダのマギル大学大学院に留学中に初代マッキントッシュを購入しました。同氏はスティーブ・ジョブスのファンです。

 

iPhoneはボタンが無いのを見て随分衝撃を受けたそうです。iPhoneは飛躍の象徴だと言っていました。

 

iPhoneの表面のガラスには金属のごく薄い膜がスパッタリングによって形成されていて、そのスパッタリングに真空技術が欠かせないとのことです。

 

竹内薫氏は昔研究者だったときに真空ポンプを使っていて、真空が怖い、モノが無いのが怖いと語っていました。

 

子供の頃に「かまいたち」の話を聴いたことも、真空に対する恐怖感を植え付けられた経験だったとのことです。

 

余談ですが、iPhoneの保護シートを貼るときに必ず気泡が入るので、出荷時に真空状態で保護シートを貼っておいてくれると良いと竹内氏と渡邉氏が語っていました。

 

 

 

次に竹内薫氏が、渡邉康太郎氏の用意した『茶道』を選びました。

 

渡邉氏が茶道に関連して真空を語りました。

 

岡倉天心が引用した老子の言葉で、

 

 

 

 Only in vacuum lay the truly essential

 

 室の本心は、屋根と壁に囲まれた空虚なところにある。(空虚に本質がある。)

 

 

 

茶道でお茶を入れるときに、煮立ったお湯に水を入れますが、水を注いだ瞬間にお湯が煮立った音が止み、静寂が訪れる。その「無」によって「有」に気付くとのことです。

 

両氏によると外国人の方がお茶の認識がある。

 

 

 

次に渡邉氏が竹内氏のキーワード『反物質』を選びました。

 

反物質とは普通の物質とは電荷が逆のものです。

 

真空では、物質と反物質が生成・消滅をしているとのことで、これを仮想(virtual)粒子と呼んでいる。

 

日本で、電子と陽電子を初めて見た人は、「電子が跳ね返っている」と解釈してしまったらしい。もし正しく電子・陽電子の対生成だと解釈していたらノーベル賞を受賞していただろうとのことです。

 

きっと、陽電子という名前を知らなかったので発見を逃してしまったのだろう。

 

「飛蚊症」という名前を知っていてはじめて飛蚊症を認識出来るのと同じで、認識のフレームがあってはじめて認識が出来ると考えられる。

 

竹内氏が、人間は記号を使うと話しました。記号を聴いてパターンを認識し、パターンを見て記号を思い浮かべる。

 

竹内氏は猫を4匹飼っているが、記号(言葉)の認識は無いとのことです。

 

 

 

次に、竹内氏が渡邉氏のキーワードの『大人のいたずら』を選びました。

 

渡邉氏は、スタニスワフ・レムの「完全な真空」という本を紹介しました。この本は実在しない本の書評を集めたものとのこと。

(因みに私はスタニスワフ・レムの著書は『ソラリスの陽のもとに』しか読んでいません。)

 

自分で選んだ本の書評を書くのは容易いが、出版社に与えられた本の書評を書かねばならないときは辛い。

 

存在しないものにどうアプローチするかが難しい。

 

 

 

次に渡邉氏が竹内氏のキーワード『銀河』を選びました。

 

竹内氏はダークマターとダークエネルギーの話をしました。

 

銀河は自転しているので、遠心力で星々が吹き飛んでしまう筈なのに吹き飛ばない。これは何か見えない暗黒物質(ダークマター)がある所為だ。

 

また最近の観測によると、宇宙は加速膨張している。これは宇宙を加速膨張させる未知の力・ダークエネルギーが存在するからだ。

 

アインシュタインは定常宇宙を作るために一般相対性理論の数式に細工をしたが、どうやらそれがダークエネルギーという形で蘇っているようだ。

 

 

 

次に竹内氏が渡邉氏のキーワード『ロラン・バルトのすきやき』を選びました。

 

ロラン・バルトはフランス政府の代表として日本を視察に来たが、その時、日本は中心の無い国だという認識を得た。

 

皇居は東京の中心にあるが、空虚である。

 

すきやきは西洋料理と違って、始まりと終わりが無い。

 

 

 

次に渡邉氏が竹内氏のキーワード『小学校ゼロ』を選びました。

 

竹内氏は小学生のときにアメリカで過ごしたそうだが、日本の小学校では先生が生徒に座学を教える形式だが、アメリカの小学校はカオスだと言う。

 

生徒の方がアクティブ・ラーニングしている。

 

現在、第4次産業革命で人工知能の発達がすごい速さで起こっている。今の小学生は半分以上は現在存在しない職業に就くだろう。

 

そのためアクティブ・ラーニングが必要なのだが、日本にはアクティブ・ラーニング出来る小学校がゼロである。

 

そこで竹内氏はフリースクールを作ってアクティブ・ラーニングを試みているとのこと。

 

その学校を文科省のものにするか、フリースクールのままにするかで悩んでいるそうです。

 

 

 

次に竹内氏が渡邉氏のキーワード『接線の彫刻(TANGENT SCULPTURE)』を選びました。

 

渡邉氏は「コップへの不可能な接近」という文章を提示しました。

 

我々が暗黙知で認識していることの明文化を試みたものです。

 

竹内氏が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」について、この作品は8月13日のペルセウス座流星群が見えている時の作品なのに、ペルセウスという言葉が出てこないことに疑問を呈しました。

 

 

 

最後に質疑応答の時間が来たので、先ず私が手を挙げて、

 

「真空の定義は『周囲より少しでも気圧の低い領域』という意味なのに、竹内氏も渡邉氏も、何も無い空間という意味で使っている。私の習った真空の定義はどうしてそうなっているのか?」と質問しました。

 

その質問には、司会の福谷克之東京大学教授が答えてくれました。私が習ったような、「周囲の圧力より少しでも低い気圧の領域を真空という」という定義が使われる分野もあるが、物理学者の論じる「真空」はあくまでも何も無い空間という意味で使っている、とのことでした。

 

 

 

次の質問は、池の中で石の狐が動いたと言った子供に再現性の話をするのか?ということで、これに対しては竹内氏が、3、4年生向けには話すとのことでした。

 

 

 

次の質問は、身の回りの気付かない真空についてでしたが、それに対する回答は私は忘れました。

 

竹内薫氏は、今度「サイエンスZERO」で真空を取り上げたいと言ってくれました。

 

 

 

以上が対談の内容でした。とても楽しい1時間半の時間を過ごせました。

 

 

 

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2015年

8月

16日

リカバリー・カフェに出席しました

今日は、リカバリーキャラバン隊の主催する、リカバリー・カフェに出席して来ました。

2時間の会合で、国分寺市の光公民館2階の和室にて、10:001200に開催されました。

狭い部屋でしたが、部屋一杯になるくらい参加者が来ていました。

最初の1時間は、自己紹介と、リカバリーキャラバン隊の活動と、アメリカで生まれた「カスタマイズ就業(Customized Employment)」の説明の動画を鑑賞しました。

「カスタマイズ就業」とは、日本ではあまり普及していない概念ですが、障害者の就労形態の一つで、雇用者のニーズと就労者の強みを上手く合わせて就労させるという点で、IPSと似ていますが、キャリアアップの可能性も視野に入れていることが特徴です。

日本では障害者は単純作業をしたり、キャリアアップが無かったりしがちなので、アメリカはその点で進んでいるなと感じました。

 

後半には、最初の自己紹介の時に各自が出した、他の人達に訊きたいことについて話し合いをしました。

以下の様な質問が出ました。

 

・どうやって体力を付けているか

・緊張のほぐしかた

・仕事が遅い事に対する対策

・障害に対する配慮はどうなされているか

・困った時にどう自分を助けるか

・通勤時間の潰し方

 

他の人達の意見はここでは書きませんが、私が出した意見としては;

・体力を付けるためにトレーニングやヨガ、ZUMBA等をしている。

(ジャイロトニックについても言及すれば良かったと今にしては思います。)

・睡眠を取ることが大事。

・タイピング練習をしている。

・昼休みに質問し易い人に訊く。

・メンターがいると良いと思う。

等を挙げました。

 

他の人達の意見にも参考になるものが多々ありました。

 

なお、NHKの人が取材に来ていて、ハートネットTVのホームページ・ブログ・Facebookで今日の会合について記事を書くとのことでした。

 

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2015年

3月

26日

『老化に効く!科学』販促トークイベントへ行きました

2015325()に、東京にある有隣堂アトレ恵比寿店にて、竹内薫先生と丸山篤史先生の著書『老化に効く!科学』の販促トークイベントが行われたので、行って参りました。

有隣堂アトレ恵比寿店はスターバックス・コーヒーと隣接しており、スターバックスでコーヒー等を買った後、有隣堂店内に持ち込んで本を立ち読み出来るブックバーが備えてありました。

トークイベント前にスターバックス・コーヒーの店長よりコーヒーが参加者に振る舞われました。

話題は当然、『老化』に関することですが、まず毛髪について話されました。

「リアップ」について語り、資生堂と理化学研究所が毛髪の老化防止の研究をしているという話です。

髪がうすくなるのは男性ホルモンの影響で、後頭部から物質をとり、前頭部へ移植すると、前頭部に毛が生えてくるとのことです。

髪の再生は再生医療ですが、毛根は臓器であり、iPS細胞で3次元の臓器を作るのは未だ難しいそうです。

 

次に、出席者の老化の具合の検査の実験を2つしました。

最初は聴力の試験で、モスキート音で耳の年齢を判断する実験をしました。

10000Hzの音をVAIOのパソコンで出して、聞こなければ60歳代の聴力ということで、これは多くの人が聞こえました。

次に、12000Hzの音を流し、これが聞こえなければ50歳代の聴力ということで、聞こえた人は多かったですが、私には聞こえませんでした。

次に、13000Hzの音が40歳代、14000Hzの音が30歳代、15000Hzの音が20歳代後半、16000Hzの音が20歳代半ば、最後に17000Hzの音がモスキート音で、若者に聞こえて、老人に聞こえない音ということでした。

周波数が高くなるにつれ、会場の参加者も聞きづらくなってきた様子でした。

 

次に、情報処理の8割は視力によるものということで、「モノビジョン」について竹内先生が説明しました。

竹内先生は眼内レンズの装着により、左目が視力1.0で、右目が視力0.5としているそうです。このようにすると、近くの物は右目で見て、遠くの物は左目で見られるので、メガネが不要になるとのことです。

 

次に、「ロコモティブシンドローム」の話に移り、脚力を鍛えておかないと寝たきりになってしまうとのこと。

参加者の座っている椅子で、脚力の実験をしました。

効き足と反対の足を上に上げ、効き足だけで椅子から立ち上がることが出来るかという実験です。

10cmの椅子から立ち上がることが出来れば、20歳代の脚力だそうです。

 

竹内先生が言うには、『サイエンスZERO』に来た元サッカー選手の武田修宏さんは筋肉が固いので、前屈が殆ど出来なかったそうですが、丸山先生によると、ストレッチをして体を柔らかくした方が良いとのことです。

また、竹内先生は、スキーの話をしました。スキーでは、「午後に気を付けろ。」と言われるそうです。午前中は安全ですが、午後になってスキーの操作に慣れて来ると怪我をしやすいとのことです。

肌の話もしました。丸山先生によれば、肌は成長期には夜の間に修復がなされるそうです。

 

食べ物の話ですが、テニスの杉山愛選手は試合前にはスパゲッティを食べ、夕食には蛋白質を摂るとのことです。スパゲッティのような炭水化物には即効性があって、試合前には良いそうです。

『たけしのコマ大数学科』では、収録前の控室に、明治アーモンドチョコレートが置いてあって、ビートたけしさんたちはそれを食べてから数学の問題を解いていたとのこと。チョコレートの頭脳への即効性と、アーモンドを噛むことが数学をやるのに役立っていたそうです。

丸山先生は、蛋白質の摂取の重要性を強調していましたが、アミノ酸には20種類くらいあるので、魚やいろいろな種類の肉を万遍なく食べると良いそうです。

 

著書『老化に効く!科学』ではビタミンCの重要性が指摘されていましたが、ビタミンCは水溶性なので、小便などですぐ体外に出てしまうので、こまめに摂取するのが良いとのことでした。

 

質疑応答のとき、私が質問を2つしました。

一つは、「毎週土曜日にヨガをやっているが、ヨガは老化防止のために良いか?」

それに対して丸山先生は、ヨガの呼吸法が良いので続けるべきだとおっしゃいました。また竹内先生の奥さんはヨガのインストラクターとのことでした。

二つ目の質問は、「科学者は何歳くらいまで研究が出来るのか?」

それに対しては、千差万別で何歳までというのは個人差があるとのこと。また竹内先生は、フランシス・クリックは死の間際にまで論文を書いていたと指摘してくれました。

 

トークイベントの終わりにサイン会があって、著書『老化に効く!科学』にお二人がサインをしてくれました。

 

トークイベントの様子は以上です。

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2015年

3月

15日

竹内薫VS丸山篤史トークショーに行って来ました

竹内薫先生と丸山篤史先生の共著『99.996%はスルー』(講談社ブルーバックス)の販促イベントとして、今日、八重洲ブックセンターにてお二人のトークショーが行われました。

タイトルは「情報をスルーする技術、されない技術」です。

その内容をここに書きたいのですが、トークショーは漫才風に行われ、ノートが取りにくかったので、あまり詳しく書くことは出来ません。

 

まず、講談社のブルーバックスご担当者の挨拶で、編集部の方々が「99.996%はスルー」という内容の本の執筆を勧めた経緯を話し、お二人が登場しました。

竹内薫先生はキャノンの大きなカメラを持ち、丸山篤史先生は机の上にVAIOのノートパソコンを広げて(当然プロジェクターにつないで)着席しました。

 

竹内薫先生は昔、データサイエンティストというお仕事をなさっていて、広告会社の依頼によりプログラムを書いていたとのこと。そのとき学んだことが、「スリーヒット理論」というもので、これは、広告は、受け手がその広告に3回接すると、受け手に対し購買意欲を掻き立てるというものです。

例えば、チューリングの映画「イミテーション・ゲーム」では、まず広告を見てワンヒット、主演が「シャーロック」の俳優だという知見を得てツーヒット、最後に竹内先生のチューリング漫画が講談社ブルーバックスから出てスリーヒット、という具合です。

竹内薫先生のおじ様(叔父 or 伯父)はコピーライターだったそうで、コピーの大きな字のヘッドラインよりも、その下の小さな文字のボディコピーを熱心に書いていらしたそうですが、広告の読み手が大きな字のヘッドラインだけを見て、小さな字のボディコピーはスルーして読んでいないことを知ってショックを受けたとのことです。

かと言って、コピー全部を同じ大きさの字で書くのは拙く、丸山篤史先生によれば、文字の大きさを変えた方が効果があるそうです。

最近の広告では、大きな文字でヘッドラインを書いた後、「続きはWebで」と書いてあるものが多くなっており、興味のある人を惹きつける広告になっているとのことです。

 

ここで、話題は急に竹内薫先生の持って来たカメラに移りました。

竹内先生は普段はニコンのカメラを使っているのですが、今回はキャノンのカメラを買ったとのことです。

そのカメラで野鳥を撮影しに行くのですが、野鳥を発見するのはいつも竹内先生ではなく、竹内先生の奥さんと娘さんだそうです。(ここで会場の後ろの席に座っていた竹内先生の娘さんを紹介)

なぜ自分は野鳥をスルーしてしまうのかと竹内先生が丸山先生に問いかけたら、探し方の問題、風景をスキャンしすぎとのことでした。

竹内先生が最近、人工知能の専門家と会話したとき、人工知能では顔認識はおろか瞳認識まで出来るのに、鳥認識のカメラは出来ないのかと訊くと、比較的簡単に出来るそうですが、「鳥認識のカメラはニーズが少ない」と言われてしまったそうです。

竹内先生が鳥の図鑑をスキャンさせて認識させれば良いのでは、と言うと、丸山先生は鳥の平面図ではなく鳥の3D像を認識させる必要がある、と述べました。

 

ここで、丸山先生がパソコンで、ドレスを来た女性の写真を見せ、その女性の着ているドレスが「白地に金」の模様に見えるか、「青地に黒」の模様に見えるかはっきり判別出来ないことを示しました。(実際は青地に黒の模様でした)

丸山先生が言うには、人間の目は実物をその通りに見ているのでは無く、周辺の色で調節して見ているとのことでした。

丸山先生が次に、上部がグレイで下部が白の画像をしめし、実際はグレイと白ではなく同じ色であることを示しました。

人は「こう見えるはずだ」という学習をしていて、これをヒューリスティックと呼ぶとのことでした。

また、DV問題のキャンペーンの写真を見せて、“WHY IS IT SO HARD TO SEE BKACK AND BLUE”と示して、なぜ人は女性の青あざが見えないのかと問いかけました。

 

丸山先生が全国の視聴率の分布を示し、大阪が視聴率が高く、東京や愛知が低いことをしめしたところ、竹内先生が、「東京では街で話しかけられることは無いが、大阪では話しかけられることが多い。」と証言していました。

因みに丸山先生はテレビをお持ちでないとのことでした。

 

竹内先生が述べていましたが、NHK Eテレの「サイエンスZERO」は視聴率が低く、通常1%台で、3%に達したらすごい!と言われるとのことでした。しかし、NHKでは、「タイムシフト試聴率」を重視しているそうです。これは従来の視聴率は番組を実際にリアルタイム(生)で見ている人だけを対象にしていたのですが、タイムシフト試聴率では、録画して再生した人も対象に入れているとのことです。

またNHKでは、番組の視聴者に、「次もまた観たいですか」というアンケートをとり、参考にしているので、必ずしも視聴率が低い番組を止めたりしないとのことです。

 

ここで告知があって、「サイエンスZERO」は今まで、竹内薫先生と江崎史恵アナウンサーと女優の南沢奈央さんの3人でやっていたのが、4月から江崎アナウンサーが降板し、竹内先生が江崎アナウンサーの代わりを務めるとのことです。今までとはやり方が違うので竹内先生は戸惑っている様子でした。

 

世論調査は盲信してはならず、新聞、Web等の違うソースからの情報を見て、反対意見もインプットすることが大切だとお二人は仰っていました。

竹内先生は情報源として、ツイッターが良いと言っていました。その理由は、ツイッターの利用者は政治的に反対の意見の人を意外とフォローするとのことでした。(因みに丸山先生はFacebookはしているけれど、ツイッターはしていないとのことでした。)

 

最後に質疑応答があり、私は、「本がスルーされないために、出版社のブランドを利用することはあるか。例えば、講談社ブルーバックスという有名ブランドは役に立っているか。」という趣旨の質問をしました。

それに対して竹内先生が、ブルーバックスは52年の歴史があり、校正が緻密なので信頼され、そのブランドは役にたっているとお答えになりました。

 

人工知能についての質問があり、竹内先生は、去年、人工知能と棋士との将棋戦で、人工知能が将棋の新しい定石を作ったこと、星新一風の小説を書く人工知能が研究されていることなどを挙げました。

東京オリンピックの開かれる2020年にはスマホで翻訳が出来るようにしたいとの計画があるそうですが、人工知能はあと10年くらいで、理解をした上での翻訳が出来るようになるだろうとのことでした。

 

以上のような話がなされていましたが、ここに書ききれない面白い話題もありました。

 

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2015年

3月

07日

足の指を怪我したこと

ベッドから椅子へ飛び移ろうとして、足の薬指を怪我してしまいました。

無茶なことはするものではありませんね。

大怪我をしたらZUMBAが出来なくなってしまいます。

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2015年

2月

28日

タイタニック号についての映画と書籍

私はタイタニック号の沈没に関する話題を集めるのが好きです。

下の写真のように、タイタニック号沈没を扱った映画のDVD5本持っています。

私の観た限りでは、これらの映画のうち、1958年に制作された『A NIGHT TO REMEMBERSOSタイタニック)』が一番良く出来ていると思います。他の4本の映画は大体、架空の人物を主人公にしたものなのですが、『A NIGHT TO REMEMBERSOSタイタニック)』だけは、ほとんど実在の人物のみを登場させて、リアリズムに徹した映画で、これを超えるタイタニック映画は私は観たことがありません。

よく知られたレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの『タイタニック』には不満な点がいくつかあります。

タイタニック号沈没の事件では、いち早く救助に駆けつけたカルパチア号のロストロン船長が適確な処置をしていたのが知られています。また、近くに停泊していたカリフォルニアン号の無線通信士が眠っていて救助に駆けつけなかったこと、タイタニック号の船主のブルース・イズメイ氏が卑劣にもボートに乗って助かったことが非難されています。これらのことは、『A NIGHT TO REMEMBERSOSタイタニック)』には見事に描かれていますが、レオナルド・ディカプリオの『タイタニック』ではほとんど描かれていません。

ですから、私はディカプリオの『タイタニック』よりも、『A NIGHT TO REMEMBERSOSタイタニック)』の方が名作だと思っています。

他にも、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演の『ザ・タイタニック 運命の航海』も好きな映画です。

バーバラ・スタンウィクやロバート・ワグナーが出演していた『タイタニックの最期』も良い映画ですが、タイタニック号が氷山にぶつかったのが実際には右舷なのに、この映画では左舷にぶつかったように描かれていたりするような間違いがあります。

タイタニック号関係の本もいくつも読んでいます。その中でも最高なのは、ウォルター・ロード著『タイタニック号の最期』です。この本は上記の『A NIGHT TO REMEMBERSOSタイタニック)』の原作本と言って良い本です。残念ながら現在絶版ですが、読む価値のある本です。

他にも、ダニエル・A・バトラー著『不沈 タイタニック 悲劇までの全記録』も良くかけている本です。

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2015年

2月

11日

初めての『POMBA』

今日、初めて『POMBA』をやって来ました。
POMBA
とは、ブラジルの格闘技カポエイラと、サンバをミックスしたダンス形式のエクササイズです。
ZUMBA
のように説明が無く見よう見真似でインストラクターの動きを真似するのではなく、
ステップや身体の動きを一つ一つインストラクターが説明してくれました。
格闘技
カポエイラらしく、キックしたり、キックをかわしたりするポーズも含まれていました。

面白いのは、インストラクターの先生が、「エナジーア!」と叫んだら、みんなで、「アシェ!」と言い返すところです。
身体の動きの激しさはZUMBAと同様です。

参加者は圧倒的に女性が多かったです。インストラクターも女性でした。
POMBA
は最近出て来たエクササイズなので、まだ多くのジムではやっていません。
うちの近くのジムでやってくれると良いなと思いました。

 

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2015年

2月

10日

猫実珈琲店へ行って来ました

今日は会社の帰りに東西線浦安駅の近くにある『猫実珈琲店』という店に行って来ました。

実はこの店に行ったのは2度目なのですが、最初のときは、看板メニューの『猫実もなか』が売り切れていたので、今日はあらかじめ店に電話して、『猫実もなか』があることを確かめて行きました。

写真のように猫の形をした最中で、中身はクルミキャラメルです。

店の中には猫グッズや猫の絵本が多くあり、猫好きの人がやっているのだなと思いました。

私は3つの猫実もなかと、コーヒーを食しました。

コーヒーは「タンザニア」を注文しました。

「タンザニア」を注文したのは、この店をブログで紹介していたジャイロトニックの先生のお友達(ヨガとZUMBAの先生)のご主人がタンザニア人だからです。

テーブルが4つしか無いごく小さな店なのですが、幸いテーブルが一つ空いていました。女性店員が一人で切り盛りしていました。

またいつか行ってみたいと思います。

 

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2015年

1月

16日

井上章一『美人論』他を読んで

風俗史、風俗評論を専門とする井上章一氏の美人に関する著作をいくつか読んでいます。

下記の4冊を読みました。

 

 『美人論』朝日新聞社

 『美人の時代』文春文庫

 『美人コンテスト百年史』朝日新聞社

 『日本の女が好きである。』PHP研究所

 

本格的な美人コンテストが日本で最初に行われたのは、1907年(明治40年)の『時事新報』という新聞が主催したものらしい。これについて面白いエピソードがある。

このコンテストで1位になったのは、末弘ヒロ子という学習院中等科三年生の16歳の令嬢だったが、そのために学習院院長・乃木希典により放校処分にされてしまったという。しかし乃木希典の斡旋で侯爵夫人になったそうだ。

 

昔の女学校では、嫁を探しに授業参観に来る人たちがいたという。そして美人の女学生は卒業する前に嫁に行き、卒業する女学生は不美人ばかりで“卒業面”(そつぎょうづら)と呼ばれていたそうだ。

 

博覧会のコンパニオンは、今では若い女性のあこがれの仕事になっているが、昔は違っていた。大正時代にはコンパニオンは“女看守”と呼ばれ、人びとから蔑まれる仕事だったという。

 

昔は女子大生といえば不美人と決まっていたそうだ。

容姿が劣っている女性が勉強によって社会的地位を手に入れようとすると考えられていた。

1962年に「ミス・エールフランス」に、早稲田大学在学の女子大生・糸見圭子が優勝したときは、驚きの目で見られたという。

今では高学歴のミス・コンテスト優勝者など珍しくなくなっている。

 

逆説的だが、女性の地位が向上するにつれて、美人の価値も上がるそうだ。高群逸枝が予言していたことだが、美人の活躍する世界は当時は恋愛市場と結婚市場にすぎなかったが、将来は政治活動、芸術、科学などにも美人が参入して来て、不美人に勝利するだろうと言っていた。著者によれば、事態はその通りに推移しているとのことだ。

 

その他、ここに書ききれないほど、美人についての薀蓄の詰まった本だ。

また井上章一氏が新しい美人論を書いたらぜひ読んでみたい。

 

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2015年

1月

02日

2015年の目標

久し振りのブログ更新です。

新しい年が始まったので、今日は2015年の目標を書いてみました。

取り敢えず、下記の7つの目標を立てました。

 

①会社で戦力として認められる。

②第一種衛生管理者の資格を取る。

MOSAccess 2010に合格する。

④科学検定の2級に合格する。

⑤英語を勉強する。

⑥読書をたくさんする。

⑦体重を標準値に落とす。

 

まず①ですが、私は会社ではまだ他の社員より一段劣った評価を受けていると感じています。一日も早く会社の必要な戦力として周囲に認められたいです。

②についてですが、第一種衛生管理者の資格は私の会社で取ることを奨励されているようです。これを取れば、周囲の私を見る目も変わってくると思います。

この資格を取るには、1年間の実務経験が必要なので、入社1年目を目処に受験することを目標にしたいです。

③は、Microsoft Office SpecialistMOS)の資格の中で、Accessだけは取っていないので、これに合格してMicrosoft Officeを極めたいと思っています。

④は仕事には関係ないのですが、昨年、科学検定の物理、化学、生物、地学の4科目の2級を受験して、全て不合格になってしまったので、今年は最低2科目は合格したいです。

⑤については、英語を聴き取れる、読める段階に進みたいです。現段階ではTOEIC625点が最高得点なので、700点を超えることを目指したいと思います。

⑥については、私は読書のスピードが遅く、かつ本を最後まで読まない癖があるので、もっと速くかつ最後まで読む習慣を付けたいと思います。

⑦については、医者にも体重を落とせと言われています。今よりも最低5キロくらいは落とすようにダイエットに励もうと思います。体重は「太る努力をしなければ自然に痩せる」と読んだことがありますので、食生活を改善することにします。

 

他にも、VBAエキスパートの資格なども取りたいのですが、取り敢えず上記の7つを目標にしたいと思います。

 

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2014年

11月

09日

ジャイロトニック

最近、ジャイロトニックというトレーニングを始めました。

これは円盤とハンドルの付いた「ベンチ」と滑車と重りの付いた「タワー」によって構成された装置で、全身を鍛えることが出来ます。

1回目はベンチを使って主に上半身のトレーニングを行い、2回目はタワーを使って、足のトレーニングを行いました。

すでに5回分の料金を払っているので、効果を期待したいです。

因みにインストラクターは、私がヨガとZUMBAを受けているインストラクターの方と知己の人です。

 

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2014年

8月

31日

ヨガの先生に言われたこと

先日、フィットネスセンターでZUMBAとヨガをやって来ました。

ZUMBAを先にやって、その後トレーニングをした後、ヨガをやって帰宅したのですが、

帰宅する際に、ヨガのインストラクターの方に、ウェアが汗臭いのでこの次からは着替えて来て欲しいと言われました。

ZUMBAはものすごく汗をかくし、その後のトレーニングでも発汗が多かったのでヨガをした時には相当ウェアに汗が溜まっていたようです。

汗の臭いが自分には分からなくても、他人には不快であることを初めて知りました。

この次からは、ウェアを2つ用意し、ヨガの前に着替えるようにしたいと思います。

 

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2014年

8月

28日

渡辺和子著『面倒だから、しよう』を読んで

ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏の書いた『面倒だから、しよう』を読みました。

前作の『置かれた場所で咲きなさい』がとても良かったので、書店で見て購入しました。

私は本を読むのが遅く、1冊の本を読み終わるのに何日もかかるのが普通ですが、この本はたった1日で読了しました。

前作でもそうでしたが、著者はマザー・テレサに大きく影響を受けています。本書にもマザー・テレサの言動がたくさん書かれていました。

著者は文章が上手です。だからとても読みやすい本です。

私の心に残った文章を以下に記します。

 

(1)大きな死のリハーサルとしての小さな死。

(2)よりよく生きることは自分中心に生きようとする傾向と闘うこと。

(3)相田みつおさんの言葉として、

  「ほとけさまの教えとはなんですか?」

  ゆうびん屋さんが困らないようにね

  手紙のあて名をわかりやすく正確に書くことだよ

  「なんだそんなあたりまえのことですか」

  そうだよ そのあたりまえのことを 

  こころをこめて 実行してゆくことだよ

 

著者はキリスト教の修道女なので仏教の言葉を引用しているのには驚きましたが、物事を丁寧にすることの大切さを改めて自覚しました。

(4)この世に“雑用”という用はない。用を雑にしたときに雑用が生まれる。

→このことに気付いたとき、著者の顔から仏頂面が消えたそうです。

(5)同じことは二度とない。だから、今という時を大切にする。

→私も一度訪れて感激したところに二度目に行って何の感激も受けなかった経験があります。

(6)羽仁もと子の言葉として、

「あなた方には、脱いだはきものを揃える自由があります」

→人間には「揃えない自由」もあるという訳だ。

 私は羽仁もと子という人は戦争中には女性ファシストだったのであまり信用していないのだが、この言葉には頷けるものがあった。

(7)マザー・テレサはびっくりするほど、厳しいお顔をしていらっしゃいました。

→これには驚きました。前作の『置かれた場所で咲きなさい』では、マザー・テレサはいつも微笑みを忘れていなかったと書いていなかったか。マザー・テレサにも別の面があったということか。

(8)よかれと思って、してあげたことに対して、「ありがとう」のひと言もないどころか、かえって悪者にされた時が、何度あったことでしょう。

→私も同じ経験を何度かしている。著者はそれに対しても「許しなさい」と言う。

(9)著者が9歳のときに父親を惨殺されたということは初めて知りました。著者ですら「敵を愛せよ」ということは難しいことだと知りました。

(10)嫌いな相手でも、その価値は否定しない

→これは私には難しいことですが、「醒めた目」と「温かい心」を持ちたいと思いました。

(11)自分がされて嬉しかったことは、ほかの人にもする。

→これは聖書の中のゴールデン・ルールだそうです。

(12)不機嫌は環境破壊だ。

→これは前作『置かれた場所で咲きなさい』にも書かれていたことです。私もそう思います。

(13)「文明とは人が一人で生活することを可能にするものだ」

→これは他の人の言葉だそうですが、誰が言ったのか知りたいものです。

 

他にも様々な感想を持ちました。

 

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2014年

7月

28日

読書感想文

坪田信貴著『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』を読みました。

読みやすい本で一気に読みました。

人間は努力すれば不可能を可能に出来るのだなと思いました。

日本史を勉強するのに、『学習まんが少年少女日本の歴史』(小学館)を全巻繰り返し読むというのは目から鱗が落ちる話でした。私も高校時代に世界史は履修したけれど日本史は学ばなかったので、このまんがを読んで見ようかなと思いました。23冊もあるそうなので高価かも知れませんが。

小論文対策として挙げられていた『14歳からの哲学』は私も何冊か読んだことがあります。

この少女の勉強はほとんど塾で行われて、学校では熟睡していたというのも面白いなと思いました。

読み終わった後に、自分も向学心が湧いてくるような気がする本でした。

 

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2014年

6月

29日

久し振りに「ヨガ」をやりました

2014628()に、実に久し振りに「ヨガ」をやって来ました。

これからは毎週土曜日にヨガをやるつもりです。

土曜日にはZUMBAもあったのですが、この日は手続きのため出来ませんでした。

ヨガでは毎回テーマがありますが、この日は骨盤の下の筋肉を鍛えることを中心に行われました。

久し振りだったこともあって、体が固く、かなり苦しい場面もありましたが、やり終えたあとの充実感は良いものです。

ヨガの時間まで2時間近く空いた時間があったので、筋トレとリカンベントの運動で汗をたっぷりかきました。

77日から新しい仕事に取り組むので、ZUMBAの方はする機会が減ると思いますが、出来るだけZUMBAもやりたいと思っています。

 

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2014年

5月

25日

竹内薫先生の講演会(代官山・蔦屋書店)

2014524()に東京・代官山の蔦屋書店にて竹内薫先生の著書『数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか』(丸善出版)の販促イベントとして竹内薫先生の1時間の講演会とサイン会がありました。

竹内先生はポロシャツにジーンズに革靴とラフな服装で、腕時計を付けずにおいでになりました。

竹内先生はツイッターでも「蔦屋書店が綺麗」なことを呟いていらっしゃいましたが、綺麗な蔦屋書店の店舗をたくさん写真に撮ったそうです。

 

講演のタイトルは、『仕事に役立つ理系思考~科学書をビジネスに応用する』というものでしたが、実際には竹内先生の過去の著作を紹介しながら関連した話をするというものでした。

 

竹内先生は以下の著書をお持ちになりました。

「パソコンによる広告管理」

「世界が変わる現代物理学」

「コマ大数学科特別集中講座」

「体感する数学」

「宇宙のかけら」

「シュレディンガーの哲学する猫」

「不完全性定理とはなにか」

 

『数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか』を書いた理由;

NHKの「クローズアップ現代」でG・ポリアの『いかにして問題をとくか』を取り上げたとき、この本が売れているだけでなく、この番組の視聴率も良かったことから、理系でない数学に興味をもつ人が多いことが分かったことがきっかけ。

 

竹内先生は、義理の母親の法事にレンタカーで行った時、ポルシェでないことに驚かれたそうです。テレビに出ているのでお金を稼いでいると思われていたようなのですが、竹内先生のような文化人タレントはお笑いタレントより1桁ギャラが低いそうです。

それにもかかわらず、竹内先生のタレント事務所は先生をテレビに出したがるとのこと。その理由は講演を増やすためです。

1回の講演で、1冊の本と同じ収入が得られるそうです。

コンピュータの本が出てから科学書が書店の隅に追いやられて、科学書が売れない時代になっているとのこと。

 

「パソコンによる広告管理」(1989年)

 これは竹内先生が留学中に書いたものですが、お父さんから留学費を出せないと言われて書いたものです。

 この本を書いたことにより、留学後に広告代理店から仕事が来たそうです。

 それをきっかけに30歳代はデータサイエンティストとしてプログラムを書き、作家より十倍の収入を得ていたとのこと。

 然し乍ら、竹内先生のプログラムは優れていたのですが、他の人がデータ入力ミスをしたために、クライアントに謝りに行かなければならない事態になり、それをきっかけにデータサイエンティストはやめたそうです。

 

「世界が変わる現代物理学」(ちくま新書、2004年)

 相対性理論と量子力学についての本ですが、本書で相対性理論が分かると、世界の見方が変わる。人生観も変わるそうです。

 相対性理論を理解するというのは、「限界突破」であるとのこと。

 例えば英語が聞き取れなかった人が、ある時聞き取れるようになるのを「限界突破」と竹内先生は称しています。相対性理論を理解するというのは、英語が聞き取れるようになるのと同様の「限界突破」であると。

 竹内先生によると相対性理論の本は多いが限界突破していない本が多いとのこと。

 科学ではなく自分の分野でも限界突破はある。音楽、英語、美術の分野で限界突破して欲しいと竹内先生はおっしゃいました。

 ビジネスの成功者は限界突破した人たちである。良い科学書には限界突破が書いてあると講演の最後におっしゃいました。

 

私も昔、アマチュア無線の免許を取るためにモールス信号を聞き取る練習をしていたとき、ずっと聞き取れなかったのがある時急に聞き取れるようになった経験があります。その時、限界突破を経験したのだと思います。

 

「コマ大数学科特別集中講座」(扶桑社新書)

 ビートたけしさんのすごさについて語られました。

この番組にはヤラセは無かったとのこと。

 ビートたけしさんは番組で問題を解くのを楽しんでいた。

 番組が続いた8年半の間、一度も遅刻やすっぽかしは無かったそうです。

 先日、「たけしのTVタックル」の収録に行ったとき、ビートたけしさんは竹内先生にポワンカレ予想やペレルマンのことをしきりに話しかけてくれたほど数学が好きだそうです。(その部分は本放送ではカットされるだろうとのこと。)

 

「体感する数学」(エンターブレイン)

 この本の続編の「体感する宇宙」の担当編集者は上梓される一週間前にクビになってしまったそうです。

 竹内先生と出版社は未だに「体感する宇宙」の契約でもめているとのこと。

 竹内先生が今後「体感する◯◯」という本を出す時は、今までの本のような装丁は使えないそうです。また、出版社が竹内先生以外の著者で「体感する◯◯」という本を出すことは可能だそうです。

 

「宇宙のかけら」(講談社)

 本書はあまり売れなかったそうですが、竹内先生の中では自分のベスト3に入る本とのこと。

 愛猫のカロアが18歳で死んでしまったことがきっかけで書いた本です。

 竹内先生は結婚して鎌倉から横浜へ引っ越すときカロアを連れて行くかどうか迷ったそうですが、環境が変化するのは良くないと考え、鎌倉に置いてきてしまったとのこと。

 

この話をきっかけにTOKYO ZEROについても言及されました。犬と猫の殺処分を東京都で2020年オリンピックまでにゼロにしようという運動です。

 

「シュレディンガーの哲学する猫」(中公文庫)

 科学も哲学であるとのこと。

 本書は始めは売れなかったが、文庫本になったら5万部売れたそうです。

 竹内先生が5万部以上の理工書ベストセラーを出すのは約5年に一度です。

 本書は6月に少女マンガとして出版されます。6月15日くらいが発売日だそうですが、その前にいくつかの書店に市場調査として並ぶとのこと。

 

以上で講演は終わってしまいましたが、「不完全性定理とはなにか」(講談社ブルーバックス)について竹内先生がどんなお話をなされる予定だったのかとても興味があります。

今回の会場は竹内先生を中心に半円形の形に椅子が並べられていて、講演者と聴講者の距離が大変近かったのが良かったです。

 

講演後のサイン会の際に、「コドモ英語でも限界突破出来るでしょうか?」と先生に質問したら、「もちろん。」と答えてくれました。

 

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2014年

5月

21日

竹内薫先生の講演を聴いて

2014520()に東京の八重洲ブックセンターの8階ギャラリーにて、サイエンス作家の竹内薫先生の講演会がありました。

これは、竹内薫著『数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか』の刊行記念の販促イベントでした。

以下に講演内容をざっくりと説明します。

 

講演のタイトルは、『集められたデータの本質を見抜いてみよう 統計的手法でざっくりと』でした。これは上記の本の第7章のタイトルから取ったものです。

 

竹内先生は鳥の写真を撮るときの服装で現れました。声が少し枯れていました。

参考資料として、次の2冊の本を持って来ていました。講演で使ったスライドもこれらの本からコピーしたものらしかったです。

(1)「統計でウソをつく法」ダレル・ハフ著 講談社ブルーバックス

(2)「統計の9割はウソ」竹内薫著 徳間書店

まず、グラフのウソを見破る方法を説明していただきました。

グラフは縦軸と横軸を切り取ることによって、見栄えの印象ががらりと変わるということです。これは上記の「統計でウソをつく法」に図が載っています。

グラフを見るときには、軸の目盛りをよく見て信頼出来るものかどうか判断しなければなりません。縦軸・横軸の全体が載っているか、一部だけを切り取っているかを注意しなければなりません。

 

また、「収入が2倍」ということを表すのに、お金の袋の絵で表すとき、1つの袋と2つの袋を描いて比較するのは信頼出来ますが、片方のお金の袋の高さを2倍にして比較すると、体積が8倍になってしまい、印象がまるで違ってしまいます。これは広告宣伝でよく使われる手法だそうです。

こういう場合でも、「高さを2倍にしています。」という情報は必ず書かれているそうですが、いつも小さな字で書かれているので見落とされがちだそうです。

広告で小さな字で書いてある情報は広告主が見て欲しくない情報です。それを読んで理解出来なければ買わない方が良いとのことでした。

 

統計を見るときに注意しなければならないのは、

 1.誰がそう言っているのか

 2.どういう方法で分かったのか

 3.足りないデータはないか

 4.言っていることが違っていやしないか

 5.意味があるかしら?

の5点ということです。

 

応用例1として;

 「レーシックは危険なのか」

結論を言えば、ちゃんとした眼科専門医なら安全だそうです。ただ、眼科専門医でなくてもレーシック手術は出来るので、そういう信頼に欠ける医師にかかると安全でないかもしれないとのことでした。

201312月に消費者庁が「レーシック手術を受けた人の四割が不具合を訴えている。」と発表したため、日本でレーシック手術を受ける人が年間40万人から20万人に減ったそうです。しかし、この調査は信頼出来ないものだそうです。

竹内薫先生が消費者庁消費者安全課長の方とお話したところでは、この調査はインターネットによるアンケートでレーシックを受けたと自己申告をした人600人が返答したもので、実際にレーシックを受けた人の中から選んでアンケートを取った訳ではないそうです。アンケートに答えた600人が実際にレーシック手術を受けたかどうかは分からないとのことです。

また調査方法がインターネット調査である点も問題とのこと。インターネットは匿名でウソをつく人がいるのが特徴であるとのことです。

アメリカでは軍がレーシック手術を奨励しているそうです。なぜならコンタクトレンズを使っている人は戦争が出来ないからです。

 

応用例2として;

 「視聴率調査の誤差」

テレビの視聴率は関東地区では600世帯を対象に調べていますが、その誤差をざっくり計算すると、

 √60010624.494897

 24.494897÷6000.04082

つまり誤差はざっくり4%もあるとのことです。

視聴率が1%増えたか減ったかで大騒ぎするのは馬鹿げているようです。

ちなみに、誤差をざっくりと調べるのには、上記の計算のように平方根をとってみると良いそうです。

 

応用例3として;

 「プロットに直線を引く」

下記のような図に直線を引くとき、

一般には最小二乗法を使いますが、広告などでは手で引いている場合があるので注意が必要とのことです。手で引いた場合、傾きなどが変えられますので印象が変わってしまいます。

2つの商品の重さを測る時、下記の2つの方法のうち、より正確な測り方は「②同時に測る」だそうです。なぜなら、①では1回しか測っていないのに対し、②では2回測っているからです。

また、平均値というのも信頼出来ないそうです。

平均所得や平均貯蓄などは、下図のように、「恐竜の頭」が低い値の方にあり、高い値の方にロングテールの形に分布をしているので、平均値の人が必ずしも最頻値の人たちとは限らないのです。

講演の内容は大体以上のようなものでした。

質疑応答で、私は「フェルミ推定」という言葉は本当に最近出来た言葉なのか質問しましたが、竹内先生によると、以前は「オーダー」という言葉を使っていたとのことでした。

 

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2014年

4月

04日

『体感する宇宙鼎談』を聴講して

2014年4月3日()に、お台場の「東京カルチャーカルチャー」にて、

『「体感する宇宙鼎談」~竹内薫×宇宙×多田将~』

という講演を聴いて来ました。

これは、竹内薫氏の書いた『体感する宇宙』という本の販促イベントです。

私はアマゾンでこの本を購入予約していたのですが、このイベント開場で先行販売していたので、1冊購入しました。そのためアマゾンの方は予約をキャンセルしました。

この日は朝からずっと雨が降っていて、開場前に入口で待っているのが少し辛かったです。

ちょうど、「東京カルチャーカルチャー」の下の階のZeppTokyoにて、前田敦子さんのソロコンサートがあり、そこへ行く客が多かったです。

整理番号5番のチケットを持っていましたが、2番目に入場することが出来ました。そのため最前列の良い席に座れました。

何か飲食物を注文しなければならないので、ジンジャーエールを注文して飲みました。他の人達は、この会場で夕食を食べている人が結構多かったです。

1830開場で、1930開演でした。鼎談が終わり、帰宅の途についたのは22時ごろでした。

 

鼎談は、本の中身とはあまり関係なく、雑多なことが話題になりました。

話されたのは以下のような内容です;

 

・竹内薫氏は理論物理学を学んでいたので、学生時代には実験はしないで良いと言われていた。

・竹内薫氏はカメラを持って来ていましたが、そのカメラは天体望遠鏡だそうです。

・本の表紙の絵は、本の内容を網羅したものである。

・多田将氏より『体感する宇宙』の文章の中の間違いの指摘がありました。以下の2点です。

 (1)158ページの9行目の「ニュートリノの相方」という文言が不必要で削除。

 (2)143ページで、「ヘビメタのバンド」は革ジャンは着ない。

・天文学者によれば、ブラックホールはまだ発見されていない。

・ブラックホールに入ったときにどうなるかを計算した人がいる。それによると、ブラックホールに入った瞬間は自覚出来ない。落ちていくにつれて潮汐力でスパゲッティ状に引き伸ばされてしまう。

・ブラックホールの反対のホワイトホールについても著書の中で言及している。

・序文で、宇宙のインフレーションに由来する重力波の痕跡が発見されたことを述べた。

 竹内薫氏は学生時代にインフレーションを予言した佐藤勝彦先生の講義に感銘を受けた。

・重力波について、多田将氏がゴム手袋を使って説明した。

・ニュートリノが光速を超えたと報道されたことについても著書で述べている。

・竹内薫氏がアインシュタインへの尊敬の気持ちを語った。

・竹内薫氏が翻訳した、ロジャー・ペンローズの『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』について。

・多田将氏が「ペンローズの三角形」を見せた。これはペンローズが子どものときに書いたもので、マウリッツ・エッシャーに見せたという。

・スティーヴン・ホーキングはALSを患った後に才能が開花した。それは病気のため雑用を免除されたので暇が出来たからだ。

 竹内薫氏が、「天才には集中できる暇な時間が必要だ」という持論を展開した。(これは、竹内氏の著書の『天才の時間』にも述べられていたことだ。)

・竹内薫氏は東京大学出身で、多田将氏は京都大学出身であることから、東大と京大の違いについて論じた。

 東京大学はきっちり教育をする。

 京都大学は放任主義。出席をとらず、テストで合格すればよしとする。

 京都大学には卒論は無し。

・竹内薫氏は本当は京都大学の物理学科に学士入学したかったが、認められず、東京大学の物理学科に学士入学した。

・小柴昌俊先生は非常に厳しく、学生のレポートを酷評するので、多くの学生が涙を流した。

・竹内薫氏はカナダのマギル大学の博士課程で博士号を取得したが、博士論文を書いた後のディフェンスでとても苦労した。

 竹内氏以外の学生で、博士論文を書いたものの、ディフェンスを2度通らなくて博士号が得られなかった人もいた。

NHK Eテレの「サイエンスZERO」でUFOを扱ったときに佐藤勝彦先生が出てくれた。

・竹内薫氏と多田将氏は2人とも宇宙人はいると思うと言った。

 天文系の学者たちは宇宙人はいるという人が多く、生命系の学者たちの中には宇宙人はいないと言う人がいる。

・竹内薫氏は宇宙に行くのは怖いが、宇宙エレベーターなら行けると言う。

 

最後に、今話題の理化学研究所のSTAP細胞について鼎談したが、竹内薫氏も多田将氏も小保方晴子氏に対して辛口だった。

論文に引用するのは良いが、多くの文章をコピペするのはダメ。Adobe Photoshopによる写真の加工もダメ。

医療現場ではポラロイドカメラを使わなければいけない。その理由はポラロイドは写真の加工が出来ないから。

論文は誰でも再現出来るように書かなければダメ。科学は皆で共有するもの。

 

質疑応答がありました;

Q:ダークマター、ダークエネルギーは見つかりそうか?

A:ダークマターは近年見つかりそう。ダークエネルギーの方は理論が無いのでどう実験してよいか分からない。

Q:エネルギーというものを体感するには?

A:Emc2は静止したエネルギー。運動エネルギーは自動車に例えられる。

Q:遠方の銀河がなぜ見えるのか?

A:宇宙がスカスカだから光が百何十億光年も届く。

 

最後に、竹内薫氏が『体感する宇宙』を買った人にサインをしてくれました。

私はサインしてもらったときに、「佐藤勝彦先生はノーベル賞を貰えるでしょうか?」と質問したところ、竹内氏は、「10年くらいかかるでしょう。」とお答えになりました。

 

会場から帰宅時に、お土産として、『いいちこ日田全麹』という焼酎を頂きました。

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2014年

3月

23日

初めて受けた精神障害者差別

私はZUMBAというエアロビクスに似たダンスレッスンが好きです。

今まで何人ものインストラクターのZUMBAに参加して来ました。

今回、東京都内で行われるあるZUMBAイベントに参加を希望したのですが、最初は、主催者からは「楽しみにお待ちしております」と歓迎されていたのですが、私が障害等級2級の精神障害者であることを知ると、主催者は一転して、「トラブルを避けるためにもご遠慮頂きたく・・・」と私の参加を断って来ました。

これは私が受けた最初の精神障害者差別です。

参加を楽しみにしていたのに残念です。

 

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2014年

2月

26日

大島優子と久しぶりに握手しました

2014222()に、幕張メッセでAKB48の個別握手会があり、行ってきました。

握手会第1部の大島優子さんの握手券を持っていたので、開場と同時に急いで大島優子さんの69番ブースに行ったところ、私が一番先に到達しました。

おかげで、その日に大島優子さんと一番最初に握手した人物になることが出来ました。

大島優子さんの握手券は3枚もっていたのですが、3枚とも一緒に使いました。おかげで少し長く大島優子さんと話すことが出来ました。

大島優子さんは私を見るなり、「お久しぶりです。」と言ってくれました。大阪やナゴヤドームで長く握手したことが印象に残っていたようです。とても感激しました。

しかし、ナゴヤドームで話した内容について尋ねると、「覚えていません。」と言っていました。随分前のことなので無理もないことです。

卒業してしまう前に大島優子さんと握手出来たことは嬉しいことでした。

この日は茂木忍さんの握手券も持っていたのですが、残念ながら茂木忍さんはインフルエンザのためにこの日の握手会は欠席していました。AKB48のメンバーは皆インフルエンザの予防接種を受けていたはずですが、注射は効かなかったようですね。

茂木忍さんとの握手が無かったために、この日の午後のフィットネスセンターでのヨガのレッスンに出ることが出来ました。

 

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2014年

2月

18日

『まだ誰も解けていない科学の未解決問題』を読んで

竹内薫・丸山篤史共著『まだ誰も解けていない科学の未解決問題』を読みました。

もともと私は竹内薫さんのファンだったので本書を買ったのですが、丸山篤史氏の書いた部分の方が面白かったかも知れません。

本書では12の未解決問題について書いてあるのですが、正確には『ソファ問題』という13個目の未解決問題も含まれています。また12の未解決問題のうちの一つ『ポアンカレ予想』については、実は既に解決しています。

 

00『ソファ問題』:

 こんな単純な問題が未だ解決されていないとは驚きです。アメリカの高校の授業で採り上げられている問題だそうですが、日本の学校でも採用すれば良いのにと感じました。

 

01『ポアンカレ予想』

 NHKのテレビ番組『数学者はキノコ狩りの夢を見る ~ポアンカレ予想・100年の格闘』と内容が重なっていたので、それほど感銘は受けませんでした。

 

02『大量絶滅』

 スノーボール・アース説とかカンブリア爆発については、テレビ東京の『137億年の物語』で観ました。

 

03『ブラックホール』

 この章については、既に知っている内容が多かったので、あまり勉強にはなりませんでした。

 

04『進化論』

 ラマルクとダーウィンの違いとか知見を得られて良かったです。

 この章にも書いてある通り、もしダーウィンとメンデルが出会っていたら、科学史は変わっていたかも知れません。

 

05『タイムマシン』

 黒人科学者のロナルド・L・マレット氏のタイムマシンが一番興味深いです。マレット氏に国から補助金が出ていないとは初めて知りました。

 

06『ウナギ』

 まずウナギの漁獲高が激減しているというのを初めて知りました。鯨やマグロだけではないのですね。

 ウナギがどこで産卵するかについて、これほど複雑な研究がなされていたとは新しい知見です。読んで良かったです。

 

07『不確定性原理』

 以前から話題になっていた『小澤の不等式』について書かれたものでした。日本人がこれほど重要な研究を成し得たことを嬉しく思います。本当に教科書を書き換えるような研究ですね。

 

08『性』

 ゾウリムシに16種類の性があるというのは驚きです。

 性についてこれほど精緻な説明を読んだのは初めてです。

 

09『リーマン予想』

 これは非常に興味がありますが、数学の知識が乏しい私には理解し難い章でした。数学を勉強して「ゼータ関数」について知らなければなりません。

 また『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読まなければと思いました。

 

10『麻酔』

 全身麻酔の原理がよく分かっていないということは以前から知っていました。その辺の事情をより深く知ることが出来たのは良かったと思います。

 

11『心脳問題』

 茂木健一郎先生が書きそうな主題でしたね。

 哲学的でもあり、科学的でもある印象深い章でした。

 

12『超ひも理論』

 「カルーツァ・クライン理論」というのは名前だけは知っていましたが、それを本当に理解するだけの数学の知識が私にはありません。「超ひも理論」というのが「カルーツァ・クライン理論」を5次元から11次元にしたものであるという説明も、そういうものなのかなと感じるしか出来ません。もっと数学を勉強しなければいけないなと思いました。

 

 とにかく新しい知見が多かった良書であったと思いました。

 

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2013年

12月

02日

江崎玲於奈博士の著作を読んで

江崎玲於奈著『オプションを活かそう 選択が人生を決める』(中央公論新社)を読了した。

江崎玲於奈博士がノーベル賞を受賞なさったのは私の少年時代だったが、当時既にノーベル賞を受賞なさっていた湯川秀樹博士、朝永振一郎博士と違って、アメリカへの頭脳流出者で、企業の研究所で研究をなさっているという点が斬新な印象を受けていた。しかしその後、私の江崎氏に対する評価は一時下がっていた時期があった。

一つは、ジャーナリストの本多勝一氏がノーベル賞を激しくこき下ろし、『植民地型知識人の典型としての江崎玲於奈氏』と江崎氏を批判する文章を書いていたこと(今では恥ずかしいことだが、少年時代の私は本多勝一氏を尊敬していた。)、もう一つは、当時話題に登っていたウーマンリブ運動に対して江崎氏が辛辣で批判的な態度をとっていたことである。私は生まれつきのフェミニストであったから、江崎氏には反感を持ったものである。

しかし、本書はなかなか面白いものであった。特に前半の自伝的な部分は、今まで知らなかった情報が含まれており、江崎氏への親近感を増す結果になった。

ただやはり日本よりも西洋を上に見ている節がところどころ見えるので、少し反感を買ってしまうのは事実である。確かに日本よりもアメリカの方が研究し易い状況にあるのは確からしい。だが、アメリカ礼賛一辺倒から脱却した藤原正彦氏の方に私は親近感を抱いてしまう。

本書には江崎氏は女性について何も記述していないが、果たして現在でも昔のように女性を見下しているのかどうか知りたいものである。

本書を読むと、江崎氏は自分の人生に自信を持っている様子なので、羨ましく思う。私も後世に残すべきものを何か成し遂げてから死にたいものだ。

前半の自伝的部分に比べて後半はやや退屈で読むのに少し時間がかかった。

 

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2013年

11月

26日

『1日30分」を続けなさい!』を読んで

今日、古市幸雄著『「130分」を続けなさい!』を読み終わった。

昨日の夜から読み始めて、殆ど眠らずに一夜で読んでしまった。

少し前に買った本だが、もっと早く読んでおけば良かったと思った。本書に書いてある通り、本は買ったその日の内に読み始めるべきなのだ。

この種のキャリアポルノとしては珍しく、非常に役に立つ知見が豊富に書いてある密度の濃い書籍だった。

本書はどうも35歳程度の読者を対象に書かれているみたいで、「いま自己投資をしないと5年後、10年後が危ない」と警告している。私の年齢では遅きに失しているかも知れないが、今からでも本書の内容の多くを実行して追い付いて行きたい。

レイ・クロックがマクドナルドを始めたのが52歳のときだから、私の年齢でも相当のことが出来る筈だ。

人は必ず死ぬので、一度しか無い人生を何も実現しないで過ごすのは嫌だ。

本書の内容で参考になった知見は以下の通りである。

 

「太く短く」勉強するよりも、「細く長く」勉強下方が勉強時間がはるかに長い。

会社では1時間働いて3750円以上の利益を会社にもたらさなかったら、リストラされても文句は言えない。

勉強の成果に一番必要な要素は、勉強時間である。

身銭を切らない(自己投資をしない)人の知識の吸収力はほぼゼロである。

勉強の成果はすぐには出ないが、継続的に勉強していけば必ず目標のレベルに達する。

日本人に生まれたことは恵まれている。日本では努力すればほぼ何でも実現可能である。

多くの人は1年間に2ヶ月分の時間をテレビを観るのに費やしている。テレビを観ないことが時間を作る最良の方法である。

同僚と同じ行動をしていたら、5年後、10年後は同僚と同じレベルで終わる。